敷地面積10.3坪の自宅兼事務所、都内に建つ3階建ての狭小住宅

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ミニマルな暮らしへの憧れ

血液型がO型の人にとって、一度は周りから言われたことがあるかもしれない『大雑把』という性格。もちろん全てのO型が当てはまるわけではないし、几帳面なO型だっているだろう。そんな私はと言うと、絵に描いたような『大雑把』なO型だ。小さな頃から幾度となく言われたこの言葉。特に整理整頓に関しては、自分でも感心するほどだ。

そんな私は、いつも散らかしたままのデスクでこのメルマガを書いている。きっちりとした整理整頓に憧れているが、なかなか実現できない。同じ悩みを抱えている方もきっと多いのではないだろうか? 片付けの悩みは尽きないが、もちろん整理整頓に憧れる気持ちも持っている。

ただ、決して汚部屋ではないし、片付けができないわけでもない。私の場合、いつも散らかすだけ散らかした後に頃合いを見計らって、それはもう隅々まできっちりと綺麗に片付けるのだ。それこそ洋服はシワひとつ無いように折りたたみ、部屋の角や冷蔵庫の裏まで掃除機をかけ、浴室やキッチンの排水溝まで丁寧に掃除する。そして徐々に散らかるといったループに陥っている。

そんな私が憧れているのは、少ないモノで心地よく綺麗に暮らす、そんな理想の空間。でも実際には、ついつい物が増えてしまい、散らかり放題の状態になってしまう。ミニマリストな暮らしに憧れつつも、大雑把な性格には勝てないのだ。

今回お邪魔したのは、そんな大雑把な私が憧れる、コンパクトでミニマルな暮らしが叶う住まい。敷地面積わずか10坪に建つ、3階建の狭小住宅である。ここは建築家の事務所兼邸宅となっていて、至る所にプロフェッショナルの斬新なアイデアが散りばめられていた。整理整頓された美しい空間を保てるかどうかは住まい手にかかっているが、緻密に計算された見事な設計を目の当たりにすると、きっと誰もが必然的に“散らかしてはいけない!”とか“綺麗に片付けよう!”という意識が働くのではないだろうか。

今回ご紹介する住まい

今回は東京都世田谷区にある、合同会社宮原建築設計室様が手掛けられた狭小住宅をご紹介。

わずか10坪の敷地にそびえ立つ、建築家の宮原輝夫氏が手掛ける3階建の事務所兼邸宅。

それぞれの階も約6坪程度と非常にコンパクトながら、プロフェッショナルならではのアイデアと工夫によって、豊かな暮らしが実現する家となっています。

■住まいの詳細情報

・場所     東京都世田谷区
・敷地面積   34.15㎡ (10.35坪)
・延床面積   64.28㎡ (19.48坪)
・床面積    1F / 21.70㎡
        2F / 22.63㎡
        3F / 19.95㎡
・間取り    1LDK
・構造     木造
・設計     合同会社 宮原建築設計室

ルームツアー

宮原設計室がこの家にかけた想い、それは、狭小住宅という条件の中で暮らしの在り方を追求した設計。

シンプルでミニマルな空間に必要なのはただ単に簡素化することだけではなく、デザイン性や利便性を合わせ持つ、建築家らしい細部へのこだわりと配慮でした。

今回ご紹介するのはそんなルームツアーです。

オームラ設計の住まいをYouTubeで紹介しています
掲載企業・ブランド紹介

合同会社 宮原建築設計室

公式ホームページはこちら
http://www.miyahara-arch.com/


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