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荒れ果てていた実家の庭が美しく生まれ変わったワケ
3〜4年ほど前から、母の趣味の一つとして家庭菜園ができた。実家の庭でプチトマトやらブロッコリー、オクラやきゅうりを小さなプランターで育てている。そんなに規模は大きくないが、この家庭菜園が母の生き甲斐になっていると思う。
実は家庭菜園が始まる前までは、実家の庭は荒れ放題だった。日当たりもあまり良くなく、少しジメっとしていて、なんだか辛気臭い場所。年に数回、父が家具の修理や倉庫の整理をする程度で、家族の誰も寄り付かないようなスペースとなっていた。
そんな実家の庭が綺麗に手入れされるきっかけになったのが、妹夫婦に子供ができたことだ。長男の私が独身を貫く中で生まれた待望の孫なので、それはもう超が付くほどの溺愛ぷりを発揮している。その甥っ子たちが意外にも野菜をおやつ代わりにしていたこともあり、遊びに来た時に食べさせたいという母の想いから育て始めたそうだ。
孫たちが口に入れるものなので、母はホームセンターで慎重に土を選び、天然の肥料や栄養剤を与え、丁寧に育てている。毎日母が庭に出ると、楽しそうに手入れをしている姿が印象的だ。また、甥っ子たちが遊びに来るたびに、母は喜んで収穫の手伝いをさせている。
そして家庭菜園で育った野菜は、母の手で丁寧に料理され、食卓に出てくる。甥っ子たちは母の料理が大好きで、自家製の野菜を美味しそうに食べている。荒れ果てていた庭は、今では野菜以外にも数種類の花が咲く、綺麗な場所に生まれ変わった。
この経験を通じて、“庭”という場所が家族のコミュニケーションや憩いの場として、暮らしに上手くフィットしていることがわかった。いつか私にも家族ができた暁には、広い庭や中庭のある家に住んでみたいものだ。そんな日を夢見て、今日も一人で黙々と素敵なルームツアー動画を編集している。
今回ご紹介する住まい
今回は岐阜県各務原市にある、Home&nico様が手掛けられた中庭のある平屋をご紹介。
コンパクトでも豊かで心地よく、等身大の暮らしが叶う設計となっています。
小上がりの畳スペースやコの字で囲われた中庭など、家族が思い思いに過ごせる空間を確保。
自然の温もりを感じる、優しく柔らかな雰囲気も魅力です。
■住まいの詳細情報 ・場所 岐阜県各務原市 ・敷地面積 177.77㎡ (53.77坪) ・延床面積 77.84㎡ (23.54坪) ・間取り 2LDK ・構造 木造 ・設計 Home & nico
ルームツアー
Home & nicoがこの家にかけた想い、それは、コンパクトだからこそ丁度良い、等身大のライフスタイルが叶う平屋。
中庭を中心として光や風などの自然が取り込まれ、家族それぞれが程よい距離感で自分時間を過ごせる家でした。
今回ご紹介するのはそんなルームツアーです。
掲載企業・ブランド紹介
Home & nico
公式ホームページはこちら
https://www.yasui-shinchiku.com/