土間リビングによる開放的な空間、一定の温度を保つ高気密高断熱住宅

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URBAN OUTDOOR STYLE (アーバン アウトドア スタイル) の家

アーバンアウトドアスタイルの家

今回ご紹介するのは、株式会社マスターズが手がける「URBAN OUTDOOR STYLE (アーバン アウトドア スタイル) の家」。

自宅でアウトドアを楽しみたいと思っているご家族をペルソナにした、玄関収納に優れた住まいです。

こちらは温度差のない空間というのを感じて欲しくて、分譲住宅でありながら得意の高気密高断熱住宅にしました。

性能面については第1種換気といって、2時間に一回お家の中の空気を入れ替えることのできるシステムを採用しています。

マスターズ様の換気や排気は全て床についていて、お掃除の手間も減らすことができるんですよ。

第1種換気システムの換気口および排気口
第1種換気システムの換気口および排気口

EXTERIOR:エクステリア

外観

外観の特徴的な形は、パッシブ設計を意識して作られています。

パッシブ設計というのは、冬の低い位置の太陽の光と熱を取り込みやすくして、夏の高い位置の太陽の光や熱を遮るというのが特徴ですね。

横の袖壁が斜めになっているのは、ご近所さんからの視線を遮るという役割も果たしています。

外壁はガルバリウム鋼板です。

ウッドフェンスは、腐らなくて反らないエステックウッドで、外構によく使われる素材になります。

目隠しフェンスがあることで、プライベートな空間がそこにできるわけですよね。

家族でバーベキューを楽しんだり、会社から帰ってきてたき火を楽しんでみたりできます。

また、雨の日に外で作業がしたいなって思った時でも、軒があるので心配ありません。

ガルバリウム鋼板の外液とエステックウッドのフェンス
ガルバリウム鋼板の外壁とエステックウッドのフェンス

スタイリングされているアイテムは、DULTON (ダルトン) のアルミコンテナ。

それから、URBAN RESEARCH (アーバンリサーチ) さんでコラボされている椅子などを使用しました。

ダルトンのアルミコンテナ
ダルトンのアルミコンテナ
アーバンリサーチのウッドチェア
アーバンリサーチのウッドチェア

ENTRANCE:玄関/土間

玄関と土間

玄関ドアは最も熱が逃げやすいところですので、小窓のないシンプルな断熱性能の高いドアを採用しています。

さらにエアコンを1台設けて、扉を開けた時から暖かいとか、涼しいという環境を作るようにしました。

この建物の窓は、全て断熱性能の高いLIXIL (リクシル) のEW (イーダブリュ) という商品になります。

そして、開放的な空間を演出したかったので、リビングと土間がつながっている間取りにしました。土間リビングと言ったほうがいいかもしれません。

この床にはLIXILのパセオというタイルを使用しました。通常はモルタル仕上げをすることが多いんですけれども、ひびが入りやすいのでタイルを採用しています。

また、収納を土間リビングの中にたくさん作っているんですよ。キャンプ用品って汚れているので、お家の中に持ち込まないように玄関で収納ができるようになっているんです。

LIXILのEWガラスとパセオのタイル
LIXILのEWガラスとパセオのタイル
たくさんのアウトドアギアを収納できる玄関
たくさんのアウトドアギアを収納できる玄関

LIVING:リビング

リビング

リビングで特徴的なのは、CRASH GATE (クラッシュゲート) のソファーになります。

コンパクトなリビングに合わせて小さなソファーだと座りにくいので、ついつい床に生活するスタイルになってしまうんですね。

でも、圧迫感がないように背当てが低く、座面が広いものを選べば、座りやすくてリビングを広く使うことができるようになります。

クラッシュゲートのプルートソファ
クラッシュゲートのプルートソファ

フローリングは、ユニというタイプで無垢の桜の木を使用しました。

白色と茶色が交互に入ったパッチワーク柄になっているので、アウトドアにぴったりかなと思っています。

無垢の床は高価なものという印象があるかもしれませんが、中国からの輸入材を使うことでコストを下げているんですよ。

桜の木を使った無垢のユニフローリング
桜の木を使った無垢のユニフローリング

DINING:ダイニング

ダイニング

ダイニングには黒を効果的に入れてみました。

黒を全く使わない空間もいいんですけれども、それだと間延びしてしまうので、CRASH GATE のダイニングセットを選んでいます。

ちょっと黒を差し色として入れていくことで、空間がとても絞まるんですよ。

ダイニングの上は、ART WORK STUDIO (アートワークスタジオ) さんのマリーというペンダントライトになります。

こういう場所は小さなペンダントライトを垂らしがちなんですけれども、大きな照明でも格好いいんだよっていうところを見せたくてスタイリングしました。

クラッシュゲートのライドダイニングテーブルとチェア
クラッシュゲートのライドダイニングテーブルとチェア

KITCHEN:キッチン

ワークトライアングルのキッチン

キッチンは家事をする人の時短を1番に考えて、標準仕様として食洗機をつけました。

ゴミ箱の位置は見落としがちなんですけれども、水回りの近くに持ってくることで、ゴミを捨てやすくしています。

それと、キッチンではシンクとコンロと冷蔵庫を結ぶ、ワークトライアングルがとても大事です。

ダイニングからも冷蔵庫にアクセスしやすく、調理をする人もワークトライアングルが短いほうが、使いやすいキッチンになります。

標準装備の食洗機
標準装備の食洗機

UTILITY:ユーティリティ

約4.5帖の広々としたユーティリティ

ユーティリティーは約4.5帖です。かなり広いんですけれども、ここで室内干しを完結させたかったから広く取っています。

脱いで洗って干してしまうまでの洗濯に関する一連の動作が完結できるように、洗濯導線を短く設計しています。

天井高は約3mくらいあります。そうすると、かなり高い位置まで洗濯物を上げることができるので、下で誰かが作業していても、洗濯物が邪魔にならないんですね。

男性物のお洋服は掛けると1mぐらいありますが、特に気にせず動きやすい空間になります。

また、吹き抜けになっているので空気の循環がありますし、暖かい空気は上に溜まりやすいので、洗濯物もよく乾きますね。

洗濯物が邪魔にならない約3mの天井
洗濯物が邪魔にならない約3mの天井

最後に洗面所のクロスは、サンゲツで販売されているウィリアムモリスの壁紙になります。

ペルソナの中に植物好きの奥様というコンセプトがありましたので、ボタニカルなイメージの壁紙を選択しました。

サンゲツのモリスクロニクルズ
サンゲツのモリスクロニクルズ

マスターズがこの家にかけた想い

それは、今の暮らしよりも違ったライフスタイルが見えてくる家づくり。

ここを見たお客様が、自分たちだったらどんな暮らし方ができるかなというのを自由に想像できる住まいでした。

■住まいの詳細情報

・場所    愛知県犬山市
・敷地面積  132.3 ㎡(40.0坪)
・延床面積   97.7 ㎡(29.5坪)
・床面積   1F / 47.2 ㎡ 2F / 50.5 ㎡
・間取り   2LDK
・構造    木造
・設計/施工  株式会社マスターズ

CLASTORiÉ公式YouTubeのルームツアー

アウトドアスタイルの魅力と言えば、開放感や自然の温もりが感じられるところ。今回のお住まいはそこにプラスして、機能性や快適性、家事のしやすさなどにも配慮。

ワークトライアングルという考え方を、みなさんは知っていましたか? 暮らしやすさがあってこそ、住まいのデザインがより一層引き立つものです。

マスターズの住まいをYouTubeで紹介しています
掲載企業・ブランド紹介

株式会社マスターズ

公式HPはこちら
https://www.likehome-masters.com/

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