愛着が増す家になる、土地を読む設計と素材感

Contents

SUDOホームの家づくり

SUDOホームの家づくり

千葉県に2拠点を構え、県内全域で家づくりを行っているSUDOホームは、「人がハコに合わせる」ではなく、「ハコが人に合わせて形を変えるべき」と考えている。そんな住まいをつくる会社だ。

ハコが住む人に合わせてくれると、オーダーメイドの洋服のような心地よさを感じるらしい。マンションや建売住宅は、極端な「人がハコに合わせる」住まいの形だと思うが、その逆をあまり体験したことがないからイメージしにくいかもしれない。

さらに同社の家づくりの大切な理念として、「土地を読む」ことがある。簡単に言えば、窓の位置がなぜそこにあるのか、ひとつひとつが土地を読むことで説明できる家という感じ。

それに家は街中に溶け込むべきだし、その土地の条件によってある程度ふさわしい間取りがあるし、ふさわしい素材があるし、つまり何でも自由にしていいわけじゃない。だからこそ空気の流れや光の入り方が良い家になる。素材にもこだわることが出来れば、劣化するのではなく、いい味を出す経年美化が楽しめる家の土台になる。

街中に溶け込み経年変化が楽しめる家
街中に溶け込み経年変化が楽しめる家

なぜそんなことをするのか。それは何世代にわたって家が大切に住み継がれていく条件の一つだと考えているからだ。

でも実はこれ、すべてのつくり手で簡単にできることではない。土地を読み込む設計力があって、たくさんの素材を正しくさばいて使いこなす職人の施工力があって、でもそれだけでは味気ない。そこにデザイン力が加わることで、住むひとがずっと愛着を感じることが出来る家になるのである。それがSUDOホームの家づくりだ。

ここまで聞いてSUDOホームの魅力がちょっと難しいと感じた人もいるかもしれない。

だからSUDOホームでは、家づくりの理想であり、それを表現する12のキーワードを設定。その中に自分の理想の家づくりと重なるキーワードがあるかどうかで、まずは最初のステップとして判断してほしいという考え方だ。

「そうは言っても、当社のホームページから施工事例を見ていただいて、カッコいいと思ってこられるお客様がほとんどなんですけどね」と笑う、同社の須藤誠 (スドウ マコト) 氏に家づくりの想いを聞いた。

暮らし方と土地から家をつくる

暮らし方と土地から家をつくる

■SUDOホームとは、どんな会社でしょうか?

− 須藤氏コメント:私たちは北海道にルーツのある会社で、現在も千葉と北海道の2エリアで家づくりを行っています。千葉県には流山と千葉市の2拠点があって、県内全域と埼玉県の一部をカバーしています。

北海道では厳しい寒さのなかでも快適に過ごすため、住宅には高い断熱性能と気密性能が求められます。その技術を千葉に持ってきているので、性能の高さには自信があります。そのうえで、お客様のライフスタイルに合わせて家づくりをするということを大切にしている会社です。

SUDOホームの須藤誠 (スドウ マコト) 氏
SUDOホームの須藤誠 (スドウ マコト) 氏

■お客様のライフスタイルに合わせる?

− 須藤氏コメント:まず前提として、住宅会社は2種類にわけられると考えているんです。ハコだけを提供している印象が強い会社と、暮らし方までデザインしている会社の2つですね。

前者は、たとえば建売住宅。最初から建物が決まったプランで既に建っているわけですから、お客様のライフスタイルや想いは反映しようがないですよね。ハコだけを提案しているわけです。人が暮らし方をハコに合わせるしかない。

一方で私たちは後者。家っていう「ハコ」を作っているという想いはあまりなくて、暮らし方を提案しているというか、ライフスタイルをデザインしているということに重きを置いている、そんな想いが強い会社なんです。

建築というカテゴライズの中でも、店舗とか施設とか、いろんな建物があると思うんですけど、SUDOホームは家をつくっていることを大切にしているからこそ、暮らし方をデザインしている意識があります。

■暮らし方までデザインするとは、どういうことでしょうか?

− 須藤氏コメント:それは一言では答えるのが難しくて。

その人やその家族の暮らし方をしっかり聞かないとできないことですね。そこをヒアリングして、その暮らし方を住宅という形に落とし込んでいく。

もう一方の会社の場合は、「ハコに人が合わせる」という感じ。でも私たちの場合は、「ヒトにハコを合わせる」。向いている方向性が全然違うんです。

「ヒトにハコを合わせる」がSUDOホームの想い
「ヒトにハコを合わせる」がSUDOホームの想い

■質問が適切でないかもしれませんが、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

− 須藤氏コメント:メリットは自分たちとぴったり合った暮らしができるという事です。

洋服と一緒ですよね。細部まで整えられた、自分にジャストフィットする洋服を着ているときは気持ちがいいし見栄えもいい。カッコいいですよね。

それが最大のメリットだと思います。

暮らし方をベースにデザインされた家づくり
暮らし方をベースにデザインされた家づくり
住むひとごとにぴったり合った暮らしができるのがメリット
住むひとごとにぴったり合った暮らしができるのがメリット

■お客様の個性が反映されるという事でしょうか?

− 須藤氏コメント:まさしくそうです。

ただ、このような家づくりのイメージをお客様に伝えるのが難しいな、とは感じています。これは弊社の課題でもあるんですけど・・・

■ちょっとだけ具体的にイメージするのが難しい気がします

− 須藤氏コメント:そうですね、「あなたの暮らし方に家を合わせましょう」と言っても、ぱっとイメージがしにくいのは私たちも理解しています。

逆の場合から考えてみると分かりやすいかもしれません。おそらく現代のお客様のほとんどが、「家を建てる」と考えた際には、最初に間取りや外観から入るのではないでしょうか。もしくはキッチンは対面にしたいとか、ディテールの部分からイメージされるかもしれません。そのようなプロセスの家づくりとは、弊社の場合だと出発点がまったく違うんです。

私たちはお客様のライフスタイルや、大切にしたい想いから家づくりを始めます。それが一般的な家づくりではないので、伝えるのが難しいのかもしれません。

でも、それが本来は当たり前の家づくりだと思うんです。

お客様の大切にしたい想いやライフスタイルから家の形をつくる
お客様の大切にしたい想いやライフスタイルから家のカタチをつくる

■お客様それぞれに暮らし方や個性があるわけですもんね

− 須藤氏コメント:その通りです。今は家族の形も一辺倒ではないし、働き方も夫婦で時間が違っていたり、たくさんの姿がある。

少しぼんやりとした印象を受ける方がいるかもしれませんが、お客様それぞれのスタイルを家づくりの中心に据えるのが私たちの家づくりです。

ただ同時に、SUDOホームのスタイルがないわけではないんですよ。性能はもちろん、外観のこだわりに表れているかもしれません。それが何でできているかというと、土地を読む設計、素材感を大事にすることなどから成り立っています。

■土地を読む設計ですか?

− 須藤氏コメント:これは住宅会社の設計力とイコールで考えてもいいかもしれません。土地に合わせた設計ができなければ極端な話、窓をどこにつけるか適切な位置が分かりません。

ベースの考え方としては、土地に関して3つのレベルで考えています。まずは近隣との関係性。これを大事にしないとコミュニティとの良好な関係が築けませんよね。次に自分たちのパーソナルスペースとの関連性。道路に窓が直面していては落ち着きません。プライベートを大切にします。この2つを総合して庭造りの設計をイメージしたりしています。

さらに自然環境との関係性ですね。日差しをどう取り込むか、風が抜ける空間設計などがこれにあたります。

日差しの取り込み方、風の抜け方を考え抜いた設計
日差しの取り込み方、風の抜け方を考え抜いた設計
窓の位置はプライバシーやパーソナルスペースの確保にも直結する
窓の位置はプライバシーやパーソナルスペースの確保にも直結する
近隣との関係性も家づくりの重要な要素
近隣との関係性も家づくりの重要な要素

■ユニークでとても分かりやすい捉え方です

− 須藤氏コメント:外観には劣化する素材は使いません。SUDOホームでは杉板張りか塗り壁、あるいはガルバリウムの3種類のみで組み合わせています。どれも経年変化が楽しめる素材ですが、特に杉板などは扱うのが難しく、選べる会社はそれほど多くありません。

それに素材感については、無駄なものを省くような考え方になるでしょうか。あえて素材を生かす形で、例えば取っ手を付けるのではなく、職人がくりぬいて持ち手にするなど、専門家だからできる手間をかけることがひとつ。

あとは適材適所で材料を使い分けています。使う材料にもこだわりがあって、ウッドデッキに使う材料はこれ、床材にはこれといった感じで、例えば屋久島の杉をウッドデッキに用いることがあるなどですね。

外観に使うのは3種類のみ。塗り壁の外観(一部に杉板張り)
外観に使うのは3種類のみ。塗り壁の外観(一部に杉板張り)
経年変化が楽しめる素材だけを選んでいる
経年変化が楽しめる素材だけを選んでいる
ガルバリウム鋼板と杉板張りによる外観
ガルバリウム鋼板と杉板張りによる外観

■こだわる理由は何でしょうか

− 須藤氏コメント:やはり経年変化ですね。劣化するのではなく経年変化が楽しめる素材は見た目にも美しいです。

それを証明しているのが、弊社で建てて頂いたお客様に話を聞くと、最初のきっかけは半分以上の方が外観のカッコよさなんです。

北海道にルーツのある会社なので、それが外観に出ている部分もあるし、断熱性能も北海道基準なので、それを入り口にして入ってきていただけることもある。

こうしたこだわりは職人を抱えているからこそできるわけです。外壁の杉板のビスが、等間隔で打たれているところなどを見ると、やっぱり自分たちにしかできないし、見た目も美しいし、一点ものに携われている誇りも湧いてきます。私たちの家づくりは既製品で組み合わされた家とはまったく異なるんです。

素材感のある家

素材感のある家

■既製品でつくられた家とはどんなところが違うのでしょうか?

− 須藤氏コメント:これもイメージしてもらうのがなかなか難しいかもしれませんが、空間の質が変わってくるんです。空間の密度というか、より濃密な空間が出来上がります。

例えば、規格型住宅であったり、建売の家のほとんどは、既製品の材料を組み合わせてつくる家なんです。材料として販売されている商品に、また別の商品を掛け合わせていくことででき上がっている。それ自体を否定しているわけではありませんし、私たちも既製品を一切使わないわけではありません。

ですが私たちの場合、基本的には素材から考えて職人が手作りで作っていく。もちろん既製品を使った方がメリットが大きい場合は使いますが、お客様一人一人に合わせて空間を作ろうと思うと、結果的に職人が素材を選んで加工して作った方が、自由に設計できる分、満足度の高い空間になります。

普通の会社では扱えないような素材を扱うことが出来たり、既製品ではできない表現をいくつも持っています。だからこそ、のっぺりとした商品ではない手触りの素材感が味わえるような家づくりを実現しているんです。

ドアから床材まで、窓以外は職人が加工している
ドアから床材まで、窓以外は職人が加工している

■「ヒトがハコに合わせるのでなく、ハコがヒトに合わせる」その家づくりを実現する重要な要素に聞こえます

− 須藤氏コメント:実際に作った部分を触ってみてもらって、見た目の微妙な質感や手触りを感じてもらうと、職人の高い技術が伝わり、より私たちがこだわる理由が分かってもらえると思います。

安い合板のテーブルにさわっても、冷たくて木であることが分からない。でも無垢のテーブルを触ってもらうと木のぬくもりが伝わるじゃないですか。家全体がそんなイメージですね。

■住んでからの満足度が高いと?

− 須藤氏コメント:これは外観にも言えることなのですが、素材感のあるものってオリジナルなんですよ。職人が手をかけて素材からつくっている。これって、ある意味すごく貴重な体験だと思うんです。しかも少しずつ自分たちと一緒に変化をしていく。

リアルで感じてもらわないと理解していただくのが難しいかもしれませんが、だからこそ住むごとに愛着がどんどん増していく家になることを感じてもらえると思うんです。

素材感のある一点ものだからこそ愛着がわく
素材感のある一点ものだからこそ愛着がわく

■リアルで感じないと伝えにくいというのは、なかなかつらいですね

− 須藤氏コメント:そうですね。リアルで感じてもらえば必ず伝わると思っているのですが。

なのでSUDOホームの家づくりを表現して、お客様に伝えるための「12のキーワード」で伝えるようにしています。

家づくりを伝えるためのキーワード

家づくりを伝えるためのキーワード

■家づくりを伝えるためのキーワードですか?

− 須藤氏コメント:そうです。12のキーワードを用意していて、そのキーワードからSUDOホームの家づくりを感じてもらって、それで共感できるポイントがあるなら、うちと相性が良いかもしれません。そんな信頼できるつくり手としての相性が判断できるものになっています。

いまの言葉でいうと、インスタグラムの「タグ」みたいな感じですか。あんなイメージで、お客様が自分たちと相性が良い家づくりのパートナーであるかを判断するために、キーワードに対する「共感」が判断材料になるわけです。

お客様とSUDOホームの相性の良さをキーワードで確認するそう
お客様とSUDOホームの相性の良さをキーワードで確認するそう

■ユニークですね、どんなキーワードがあるのでしょうか

− 須藤氏コメント:例えば、ひとつ目のキーワードは「街並みにとけこむ家」です。

私たちはお客様のライフスタイル、暮らし方に合わせる家をつくると言いましたが、外観に関しては別です。土地が家を決めると言いますか、風景や環境に調和した家であることが、周りの人たちとの調和も生んで、お客様にとってより良いコミュニティにつながると考えているんです。

その上で美しい家を建てる。それが専門家の役割だと思っています。

キーワードの例は「街並みに溶け込む家」など
キーワードの例は「街並みに溶け込む家」など
家の外観が周りのコミュニティとの関係性に影響すると考えている
家の外観が周りのコミュニティとの関係性に影響すると考えている

■そのようなキーワードが12あると

− 須藤氏コメント:「東西南北にこだわらない家の勧め」というのもあります。これは一見先ほどの話と矛盾しているように感じる方がいるかもしれませんが、先ほどの話の延長です。

設計力があれば、必ずしも南側に開けた土地でなくても日が入り、風が抜けて快適な空間のある家をつくることができるということを示しています。

■ほかにはどんなキーワードがあるのでしょうか

− 須藤氏コメント:ほかには「アウトドアリビングの勧め」「四季を感じる住まい」などですね。

「アウトドアリビングの勧め」は、内外をつなぐ空間をつくることをおススメしていて、ウッドデッキでリビングとのつながりをもたせたりすることで、豊かな暮らしができると考えています。そうした考え方に共感していただける方は、弊社の家づくりと合いますよ、ということですね。

「四季を感じる住まい」も考え方は同じです。普通の庭だけでなく中庭もそうですし、暮らしの中に自然を取り入れることで四季の移ろいを感じる。そして家と一緒に人生の流れも感じてみませんか、というキーワードですね。

■個人的には「住み継ぐ家」というキーワードも気になりました

− 須藤氏コメント:住み継がれる家は幸せですよね。そのためには経年変化する素材選びや仕上げを行うことや、家の構造や性能だけではありません。地域にも愛されて風景になるような外観デザインがあって、だからこそ愛着の持てる作品のような家になると思うんです。このキーワードには、とても深い意味があります。

家づくりのプロセスは?

家づくりのプロセスは?

■実際の家づくりのプロセスを少し教えてください

− 須藤氏コメント:必ず行っているプロセスで言えば、キーワードの中にも出てきましたが、まずは「土地を読む」ということ。

■土地を読むとは?

− 須藤氏コメント:家づくりの第一段階として、建築予定の土地を訪れて周辺環境を確認します。それ自体はプロなら当たり前だろうと思われてしまいますが、私たちは現地を見て、五感で感じる部分を非常に大事にしています。

これは理屈でなく専門家の経験、感覚であってすべて説明できるわけではないのですが、どんな日差しが何時頃にどの方向から入ってきて、するとここにリビングがあると快適で、そういった三次元的な土地の見かたというのは、専門家である私たちにしかできないと思います。

■三次元的に土地をみて、家の形が浮かんでくると

− 須藤氏コメント:「空間をつくる」という意識ですね。土地を見ることで、まず建物の外枠が決まってくる。窓の位置などもそうです。

その考えられた外枠の内側に、お客様の暮らし方を反映させていきます。

朝、家族みんなでご飯食べるならここだろうな、こんなふうに日差しが差し込んでくる中で食事をしたら気持ちいいだろうなとか、土日がお休みの人であれば、休日は家族とくつろぐ場所はどこになるだろう、ちょっと隠れられるような場所もあった方がいいかな、とか。

そういった感性の部分と、私たちの持っている建築のロジックを融合させながら、空間をつくるイメージでしょうか。

■土地を読んだうえで、お客様個人のスタイルを反映させた空間づくりをするわけですね

− 須藤氏コメント:それこそ私たち専門家にしかできないことじゃないですか。光と風が抜ける導線を確保して、お客様の暮らしのスタイルに合った快適な間取りをつくっていく。さらに素材のよさが引き立たせて、家族と一緒に愛着が増していく。

当たり前の家づくりですが、どのお客様にとっても一点ものです。私たちの経験と技術力がベースとなり作品のような家になっています。

インタビューにお答えいただきありがとうございました。

インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。

作品のような家は住んでから愛着の増す家だ

作品のような家は住んでから愛着の増す家だ

すでに知ってしまっているからかもしれないが、外観の杉板張りに代表される北海道の空気を感じるような美しい家。それがSUDOホームの家の初見の印象だ。ただそれが「土地を読んで」建てられたものだとは知らなかった。

土地を読むと、ある程度外観が決まると須藤氏は言う。周囲の景観から窓の位置が決まり、日の当たりやすい場所にリビングをおいて、すると自然に周りの部屋も決まっていく、といった具合だ。

そうすると、住むひとは快適にすごせるし、自然と日の当たるところには家族が集まるリビングになる。

風景をよくする家は、コミュニティとの付き合いも良くなっていく。すると自然と、愛着が増す家になっていくだろうことは想像に難くない。

これを聞いてしまうと、私たちが心地よく快適に暮らすためには絶対に必要なことに思える。だけどこれ、設計に自信のある会社でなければ実は提案できないことなのだ。窓のひとつひとつに、なぜそこに窓があるのかを説明できるようなこと。これこそ私たちが専門家に託したいことだと思う。

でも、そうでない会社というか、そうなっていない家が意外と世の中にはたくさんある。とくに建売の住宅がそれに当てはまりやすい。なぜそれがそこにあるのか、を説明できる会社で建ててほしいと思う。それも家づくりの大切なポイントだ。

同時にSUDOホームは、住むひとが家に合わせるのではなく、家が住むひとのライフスタイルに合わせるべきだと言っていて、それをコンセプトにしている。そのうえで外観はある程度土地で決まると言っている。これは矛盾するようで矛盾しないことなのだ。

そして既製品を用いてつくるのではなく、無垢の材料による素材感や、職人によるオリジナルの仕上げ、そこから生まれる満足感を大切にしている。それは上質な素材がつくる空間の豊かさと、住みつづけることで生まれるものだ。良質な道具を長く使い続けているときのような感じだろう。

まさに一軒一軒が作品のようでありながら、使いやすい道具のような家づくりだと思った。

SUDOホームの住まいをYouTubeで紹介しています
掲載企業・ブランド紹介

SUDOホーム (須藤建設)

2004年設立。北海道の須藤建設(1918年創業)を母体として設立。内装はもちろん杉板張りや塗り壁など外観の特徴まで、素材感を大切にした家づくりを行っている。そのため職人を数多く社員として育成する。見た目は家づくりの印象もあってスマートだが骨太な会社。流山市と千葉市の2拠点で展開する。北海道基準の高い性能も魅力。

公式ホームページはこちら 
https://sudohome.com/


Recommend